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東邦サービス社長・
高部のブログ

乗務記録への記載対象の拡大! 徹底解説!

2019年06月14日 条例

 

こんにちは。高部です。
今回のテーマは乗務日報の記載対象の拡大についてです。

令和元年5月31日に国土交通省 自動車局貨物課から公示されました。
内容は「トラックドライバーの長時間労働の是正・コンプライアンスの確保を図る為、
荷役作業や附帯業務を乗務記録へ記載対象とする」とのことです。

どういうことかというと、
背景として、昨今トラック運送業ではドライバー不足が深刻化しており国民の生活のインフラである物流の機能が
低下する可能性があると考えられています。
物流業界の機能を円滑にするためにはドライバーの確保が必須と考えられておりますが
ドライバー業務は長時間労働で低賃金というイメージを持たれてしまっています。

ドライバーの労働環境を良くし、ドライバーの職業を選択してもらえるようにするために
長時間労働になってしまっている荷役作業部分の実態を把握する為の乗務記録とのことです。

では対象の車両と、具体的には何をすればいいのでしょうか?

対象は:中型トラック以上の車両
    車両総重量が8トン以上または最大積載量が5トン以上の車両に乗務した場合

具体的には・・
今までの乗務記録(日報)に
①荷役作業 → 荷積み 荷卸し 等
②付帯作業 → 荷造り、仕分け、横持ち、縦持ち、棚入れ、ラベル張りなど

但し、荷主との契約書に実施した荷役作業などのすべてが明記されている場合は所要時間が
1時間未満であれば荷役作業などについての記録は不要とあります。

いつから?
令和元年6月15日(土)からの乗務記録
※平成29年7月1日から、荷待ち項目は乗務記録の義務化が始まっています。

保存義務は?
乗務記録に記載し、1年間の保存義務

当社が取り扱っているデジタルタコグラフなどをすでに利用している運送会社様は、
「荷積」「荷卸」「休憩」「待機」等のボタンを押下し記録しているため
上記項目については記載不要とのことです。

ちなみに、もう一つ深掘りをすると、当社取り扱いの矢崎製DTG7というデジタルタコグラフでは
「荷積」「荷卸」「休憩」「待機」等の項目を任意で増やすことができます。

付帯作業の項目を増やし、付帯作業(荷造り、仕分け、横持ち、縦持ち、棚入れ、ラベル張りなど)が
発生した場合に、「付帯作業」ボタンを押下することもOKとのことです。

毎日の手書き日報ではドライバーの負担が増えてしまいます。
デジタルタコグラフでは出庫~帰庫 作業時間の計測、休憩時間の計測などを行い、
事務所の解析ソフトでいろいろな帳票で管理をすることができます。

ご興味がある方はお気軽にご連絡をください。

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