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東邦サービス社長・
高部のブログ

事故を起こす人の4つの傾向!

2019年05月21日 交通事故

 

こんにちは。高部です。
今回のテーマは事故を起こす人の傾向についてです。
運行管理者は
自社の事故を無くしたい・・・
よく事故を起こす乗務員の傾向を知りたい・・・
どのように安全運転教育をすればいいか・・・

と事故についての悩みは尽きないと思います。
今回は事故を起こす人のタイプを理解したいと思います。
事故を起こしやすいドライバー、事故を繰り返してしまうドライバーの傾向はあるのか?
どうやら、傾向はあるようです。

東北のバス会社で事故防止の研究結果では、事故を起こしやすいドライバーの特性を
4つに分けました。

1.拙速(せっそく)
早まった行動、動作を行う傾向のある人のこと。
「動作が先で確認が後回し、正確さよりも早さに重点が置かれる傾向を持つ人」
このような人は先急ぎ、判断や動作のタイミングが早い軽はずみなどの傾向を示します。

2.見込みの甘さ
見込みが甘く、見込み違いの多い人、見通しの甘い人、客観的予測のできない人、
読取/解釈が自分勝手な人、危ないと感じない人、しかも危ないとわかっていても実行してしまう人に
共通する傾向。

3.カッとなる人
カッとなりやすい人、始終いらいらしがちな傾向がある、どなりやすい等の興奮傾向があり
主観的なものの見方をしがちな人。

4.自分本位(独りよがり)
他人の立場に立てない、他人の気持ちになれない、協調性や共感性に欠ける傾向がある人。
批判的、ひねくれ、頑固などの傾向を含み、非協調的態度が強く、人間関係に問題が認められる人。

運行管理の皆様は、普段のコミュニケーションで上記のような傾向を持つ乗務員に遭遇したことも
あると思います。

まずは日頃のコミュニケーションで、上記の4つに分類し、点数評価をします。
例えば5点満点で、 良い まあまあ良い 普通 ややその傾向がある その傾向がある
等に分けてみます。例えば1.拙速 について5段階評価を具体的にすると

1.拙速
良い=どんな状況でも早まった行動をしない。正確な動作、確認をきちんとする。
まあまあ良い=忙しい時には少し慌てる傾向にあるが、概ね正確に行動し、確認を怠らない。
普通=時に慌てる傾向があり、正確な行動、確認ができないときもあるが、概ね安心して仕事を任せることができる。
やや傾向がある=注意をすれば、正確な行動、確認を行うが自ら行うことはせず常に注意が必要
傾向がある=注意をしても反発、反抗し確認を怠る。仕事を安心して任せることができない。

等のように点数のレベルを具体的に落とし込むことが重要です。
まずは管理者のコミュニケーションから受ける印象と、普段の行動で運転の適性を分類します。

より詳しい運転適性を把握したい場合は、
「自動車事故対策機構」 「運転免許センター」
などで適性検査を受けることができます。

自社の乗務員の運転適性を正確に知ることで
安全講習や、安全指導を的確にかつ効果的に行うことができます。

是非試してみてください。

 

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