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東邦サービス社長・
高部のブログ

東京ビッグサイト 展示会 ~ワイヤレスジャパン~!

2019年05月31日 展示会

 

こんにちは。高部です。
東京ビッグサイトで行われたワイヤレスジャパンという展示会を見学してきました。
ワイヤレスジャパンというタイトルで、
WTP(ワイヤレス・テクノロジー・パーク)
運輸・交通システムEXPO
IDE TOKYO ドローンソリューション&技術展
という合同展示会でした。

150社を超える大小さまざまな企業が、最新の技術のアピールに出店されていました。
主に題名の通り、ワイヤレス技術を使った新製品や新サービスの展示でした。
2020年の実用化を目前に控えた5G技術の内容も多くありました。
5Gとは何か? 私も学びを深めるため調べてみました。

◆1G~アナログ携帯電話
日本初の携帯電話は日本がバブル時代に世に出た、「ショルダーフォン」肩から下げるバッグのような大きさの
携帯電話です。最近の若い人はもちろん、30代後半の私も見たことが無いくらいです。
車に搭載されていた「Carフォン」も同じ1Gです。
この世代は「セルラー方式」という方式を採用し、「小ゾーン方式」とも呼ばれ、多数の基地局を設置し
小さな基地局をつなげて広いエリアをカバーする方法。
1Gの世代で重さ3㎏ から 230gまで軽量化されたそうです。

◆2G~デジタル化
無線技術がデジタルになり、データ通信サービスの提供が容易になります。
メールをはじめとする携帯データ通信の利用が本格化。
データ通信ができるようになると、人々は高速化を求めるようになりました。
「CDMA(Code Division Multiple Access 符号分割多元接続」という技術を用いた「CDMA ONE」
が商用化されました。

◆3G~初の世界標準 高速データ通信~
1G 2G 共に地域ごとに別々の技術で商用サービスであったため、1台の携帯で、別の国で使用することが
できませんでした。
3Gの特徴は初めての国際基準で、かつデータの急激な高速化を実現できたことです。

◆4G~スマートフォンと高速化~
3Gよりもさらに大容量、高速化通信が進んだのが4G。人口カバー率もほぼ100%で
つながりやすくなりました。スマートフォンが爆発的に広まり、世界中の人が持つようになっています。
外で通信をすることが増えるため、動画閲覧サービスが多く普及しています。

◆5G~高速大容量・多接続~
5Gは通信の高速化だけでなく、我々の身の回りのありとあらゆるものがワイヤレスでネットワークに
つながるとされています。同時に多くの端末と接続できる為、IOT化が進むと言われています。
また、スポーツ観戦などの時に多くの人が集まった時にも遅延なく通信できるようになるそうです。
例えば2時間程度の映画を数秒でダウンロードできるようになるようです。
ポイントは4つ
①高速、大容量化   →1000倍のトラフィック量 10Gbps以上の速度
②接続可能端末数   →現状の100倍以上の接続
③超低遅延、超高信頼性→99.999パーセントの信頼性 1MS(ミリ秒)以下の伝達遅延
④低電力、低コスト  

今我々は4Gでスマートフォンを操作していますが、これからさらに操作性がよくなると思うと
非常に楽しみです。

しかし、5Gの覇権を握っているのが、中国の企業ファーウェイと言われています。
現在、アメリカが覇権を譲らないと貿易関税で障壁を設けにらみ合いが続いています。
米中だけでなく、韓国勢も強いと聞きます。
少し寂しいことは日本が5Gの覇権争いに入れていないということです。
ワイヤレスジャパンの展示会で、官公庁のかたに聞くと、日本はアンテナやパーツの制度は
世界一だが、インフラでは世界メジャーには入っていけていないと。。

実は5Gのインフラの覇権を世界各国がとりたい理由は、通信費としての売上もそうですが
圧倒的なビッグデータの確保もあると私は考えます。

GAFAと呼ばれる Google Amazon Facebook Apple がすごいのは
世界中の人のアカウントを保有し、それぞれの人の嗜好性や動き、思考がどちらに向いているか
のビッグデータを保有していることに他ならないからです。

日本人として、日本の発展に期待していますし、協力できることはしたいと考えています。
日本政府としても、ITで世界を席巻できる会社を育てる政策や、規制の緩和をして
世界に誇れる企業排出をしてほしいと思います。

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