東邦サービス社長・
高部のブログ
タコグラフ(運行記録計)の義務化の3つのポイント!
2019年04月26日 義務化
こんにちは。高部です。
今回のテーマはタコグラフの義務化です。
平成27年4月1日から施行された運行記録計の装着義務付け対象の拡大について改めて
詳細を確認したいと思います。
ポイントは3つあります。
1.運行記録計の装着義務の拡大
今まで、運行記録計=アナログタコグラフ(チャート紙)またはデジタルタコグラフが必要な車両は
車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上の車両
とありますが、具体的には10tベースの大型車両です。各トラックメーカーの一番大きな車両です。
いすゞ:ギガ 日野:プロフィア UD:クオン 三菱:スーパーグレート
他にはトレーラをけん引する、トラクタヘッドも対象です。
少しわかりにくいものが、4tベースの車両で増トン車の場合です。
車検証を見て、車検証の右上のあたりに、車両総重量、最大積載量の記載があります。
この重量が上記の条件を超えていれば、タコグラフを装着する必要があります。
平成27年4月1日から、上記の条件が拡大されました。
車両総重量7トン以上8トン未満または最大積載量4トン以上の車両
となりました。
こちらは簡単に言うと、4tベースの車両も対象ですということです。
いすゞ:フォワード 日野:レンジャー UD:コンドル 三菱:ファイター
といった車両俗称の車両が対象となりました。
車検証の右上の車両総重量、最大積載量の記載を確認してみてください。
2.導入の時期
平成27年4月1日から、新車として購入し新規登録を受ける車両に限る。
平成29年4月1日から、その他の車両(既存車)
とあります。
大型車は、タコグラフの装着義務があるので、新車購入時にディーラー担当者が
アナログタコグラフを装着し、納車してくれます。
しかし4tベースの車両は義務ではなかったため、運送会社様がアナログタコグラフを
オプション発注しないと装着しないで納車されるケースもあります。
そのため、アナログタコグラフまたはデジタルタコグラフが付いていないと
車検に通らないので、ご注意ください。
3.白ナンバー(自家用車)トラックの対応は?
白ナンバー(自家用)の車両も同様に、
車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上の車両
に運行記録計(アナログタコグラフ)の装着が義務となっています。
しかし、営業ナンバー(緑ナンバー)との違いは、
所管の運輸支局の監査が無いようです。
また行政処分も無いようです。
しかし装着していないと、装着義務違反で警察所管の罰則/罰金があるようです。
やはり、事業用で営業ナンバーと白ナンバーでは、管轄行政の違いと義務の重さが違うようです。
営業ナンバーと白ナンバー(自家用)がどちらもある業界としては産業廃棄物事業者があります。
ゴミ収集車やダンプ車等、運ぶものにより営業ナンバーと白ナンバーを選択したり、
白ナンバーでなければならないケースもあるようです。
事故を1件でも減らすために、白ナンバー(自家用)事業者様にも
安全管理の重要性をお伝えしていきたいと思います。
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