BLOG ブログ

東邦サービス社長・
高部のブログ

大変革時代のタクシー業界!

2019年04月02日 タクシー

 

こんにちは。高部です。
今回はタクシー業界についてお話をしたいと思います。

タクシーは我々にとって、とても身近なものです。
終電がなくなった時、雨の日や、荷物が多い時、ビジネスで急いでいるとき、
お酒を飲んだ時など様々なシーンで利用することがあります。

そのタクシー業界が今変革期にあります。
通信環境の整備や、お金のお支払い決済方法の多様化、技術革新により
タクシー1台毎がまるで飲食店やショップの店舗のように、様々な事ができるようになっています。

海外に行った時に感じることは、日本のタクシーの質が良いと思うことです。
車両自体がきれいですし、運転手さんもとても丁寧で親切な方が多いです。

海外のタクシーの運転手さんは結構ぶっきらぼうな方が多いイメージ。
イヤホンマイクで仲間?と話しながら運転する人も多くいます。
そんななかで、現在の日本よりも進んでいると思うことは、スマホで簡単にタクシーを呼べたり
決済をすることができることです。しかも来るのが早い。恐らくネット配車できるタクシーの量があるのだと思います。

私は利用したことがないですが、海外に行った友人、知人からウーバーの便利さを聞きます。
ウーバーとは、簡単に言うと白タクシーのことです。
略して白タク。白タクとは営業の資格を国から得ていないにもかかわらず、営業活動を行う違法行為のことです。
ウーバーか、タクシー会社かは別としても、海外で現金のやり取りをせずに
スマホで呼ぶことができ、決済もスマホでできることはとても便利だと感じます。

当業界で商売をしているプロの私の見解としては、日本のルールに反する白タクが
自由に営業をしてしまうことは反対です。
理由は、安全の問題。
営業ナンバーは伊達ではありません。
国土交通省から認可、許可、届け出をして免許をもって営業をしています。
管理者様、乗務員様への教育にも時間とお金をかけています。
だから日本では誰もが安心してタクシーを利用している思います。

もし、誰でもアルバイトのように白タク行為ができたら・・・
大半の方は誠実な人が行うかもしれませんが、一部の悪意を持った人が白タクを行ったら
何らかの事件が起こるでしょう。

現在、海外の白タク行為で仕事をすることができるアプリケーション会社が日本でビジネスを進めるべく
活動を行っています。
タクシー業界も、安全と安心とビジネスを守る為に戦っています。

私は白タク行為ではなく、安全・安心が確保されたタクシーを、スマホでいつでもどこでも呼べて、すぐに来てくれて
スマホで決済することができるようになるといいと思います。

ここで少し深堀をすると、日本のタクシーでもすでにスマホで呼べて、スマホで決済をすることができます。
しかし、日本の各タクシー会社様たちの中でもグループ化されてきており、
スマホの配車アプリケーションもたくさん生まれてきており
様々なグループが生まれてきています。配車アプリケーションをスマホにインストールすれば
タクシーを呼べますが、違うグループの車両は呼べません。
自分がタクシーを必要としているときに、自分が持っている配車アプリケーションのグループの車両が
近くにいなかったらタクシーが来ないということです。

タクシー会社たちでも主導権争いがあるわけです。
どこの配車アプリケーショングループや、タクシーグループがメジャーになるか想像もつきません。
まだ始まったばかりです。

100年余の歴史を誇るタクシー業界の変遷が今まさに行われているのです。
私も業界の人間として、動向に注目していきたいと思います。

運送/タクシー/バスに関わることなど、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

お問い合わせはこちら