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東邦サービス社長・
高部のブログ

ETC2.0は導入メリットがあるのか?

2019年03月19日 ETC2.0

 

 

こんにちは。高部です。
今回のテーマはETCです。

皆様もすでにご存じの、ETCは「Electronic Toll Collection System」の略で自動料金収受システムを指します。
高速道路で、ノンストップで通過できるサービスです。
個人もそうですが事業者様にとってはとても便利なもので、かつ経費削減できるツールでもあります。
今回は経費削減についてご紹介したいと思います。

最近ETC2.0という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ETC2.0とは次世代ETCのことで、今までのETCの機能に加え、全国におよそ1700ヶ所設置されている通信アンテナ、
ITSスポット(intelligent transport systems spot)と双方向通信をすることができます。

双方向通信をすることで、
「高速道路から一時退出し、再度高速道路に戻っても同じ費用での継続利用」 ※条件あり
「渋滞情報の案内、迂回路の案内」
「圏央道の割引サービス」
「安全運転、災害支援」
などがあります。

また運送会社様、バス会社様、タクシー会社様にとって、ETC2.0を上手に活用できることがあります。
「特車ゴールド制度」
「大口・多頻度割引」
があります。

少し深堀をしてみます。
「特車ゴールド制度」とは
ETC2.0装着車への特殊車両通行許可簡素化制度の通称で、業務支援用ETC2.0車載器をセットアップした車両の登録と
特車ゴールドの利用登録をすることにより、許可更新手続きの簡素化と大型車誘導区間における自由な経路を選択することが
できる制度です。
簡単に言うと、トレーラを引くトラクタヘッドが高速道路を走行する際に、どの経路を通るかということを
事前に申請し、許可が出なければ高速道路を通過することができません。
しかも、通る経路を一つ一つ申請しなければならなかったのですが、
上記制度を利用すると、複数の経路を一括で許可を得ることができ、大幅に通行許可申請の業務を減らすことができる制度です。

「大口・多頻度割引」とは
大口・多頻度利用のお客様を対象としたETCシステムの利用を前提とした高速の通行料金の割引制度です。

私が大口・多頻度割引のことでお話をした、多くの経営者様や管理者様は勘違いをされていました。
「うちも大口多頻度割引制度を利用しているよ。使用した料金の半額が割引になるんだよね」と言われます。

実は、割引される割合は、1台毎、月の利用料金で違うということを知らない方が多くいらっしゃいました。
【車両単位割引の割引率】
5,000円を超え、10,000円までの部分 → 割引率:10%(※20%)
10,000円を超え、30,000円までの部分 → 割引率:20%(※30%)
30,000円を超える部分        → 割引率:30%(※40%)
※()内はETC2.0を使用する事業用車両(緑ナンバー)に限り適用される割引率です。
 2020年3月末までと言われています。

ETC料金の利用が少ない車両は割引率が低く、月に3万円を超える利用のある車両は割引率が高いということです。
つまり、事業者様の業務内容によってあまりETCを利用しない車両はメリットが低いということです。

ETC2.0も上手に活用すればETC利用料金を下げることができます。
貴社の業務内容、ETC利用内容を見直してみてはいかがでしょうか。

運送/タクシー/バスに関わることなど、是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

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